外国人と仕事をすることが当たり前の環境です。

EVOLABLE ASIA

藤田 雅樹さん Masaki Fujita

 

■株式会社エボラブルアジア 企業紹介

オンラインによる旅行事業を行う事業として2007年に創業。 2011年に法人向け出張サービス(BTM)販売開始、2012年には「EVOLABLE ASIA CO., LTD.」(現連結子会社)をベトナム ホーチミン市に設立し、ITオフショア開発事業を開始しました。 2016年3月に上場。 「One Asia」をビジョンに掲げ、オンライン旅行事業、訪日旅行事業及びITオフショア開発事業、投資事業の4つの事業を展開。


マーケティングソリューション室 グループ長

藤田 雅樹さん


 

外国人材をどのような目的で採用しましたか。採用背景をお教えください。

日本でのエンジニア採用は年々厳しくなってきていると強く感じています。大手企業や、企業に特徴があり候補者が集まりやすい企業は採用もできていると思いますが、人材の絶対数が減っており人件費の高騰と採用競争は避けられない問題だと思います。 私はオフショア開発で外国人エンジニアと一緒に仕事をする機会も多い方だと思いますが、外国人エンジニアは日本の文化を知らない事も多く、なかなか日本人の言う「当たり前」が伝わりにくい部分はあります。ですが、成長意欲が高く素直で真面目な方も多く、しっかりとこちらの話を聞いてくれるため、日本人側も相手を理解する気持ちを持った上で接することで、お互いの良いところを理解し会うことは容易です。コミュニケーションでしっかりと反応が返ってくるようになれば即戦力になると感じており弊社では国籍問わず受け入れています。

 

社内では、採用に関してどのような意見がございましたか?

今までもオフショアを使用して開発を行ってきているので特に外国人と働くことに抵抗がある社員はいません。外国人と仕事をすることが当たり前の環境になってきているので、特に目的を共有する必要は無くなってきています。

 

 

採用にあたって、懸念や課題はありましたか。またそれをどのように払拭しましたか?

今回の採用に関しては、特にありませんでした。オフショア開発に携わっていた時には日本とベトナムのラボがどのように連携をとることができるか考えていたため余計にマネジメントコストがかかっていました。結局予算と合わずオフショアを止めることになりましたが、日本側にBSEを置いて開発を行っていく事がマネジメントコストを削減できると考えていました。現状まだそこまではいっていませんが現在やりとりをしているベトナム側とも上手く行っており、マネジメントコストは下げられていると感じています。

 

採用の際、どの部分を評価して採用を決めていますか?

日本語ができる方を採用する場合は質問に対する答え方を確認しています。スキル的に技術の背景があることはもちろん確認しますが、質問したことに対して的確な回答がされるか、またチームで勤務した時にその中で意思や要望を伝達できるかどうか、大切にしています。あとはTruongさん本人の人柄ですが、常に笑顔でいてくれ、仕事もやらされている感はなくポジティブにやってくれている姿勢はとても良いと感じています。 

 

外国人人材を採用する必要性についてどう思いますか?

個人としては外国人の採用はしていくべきだと考えています。日本の状況的や自分のキャリア的に考えると10年、20年先を見据た時、オフショアや外国人エンジニア利用をしていくことは必須になると思っています。ここ数年でIT業界が変わってきたように、今より日本人のエンジニアは減り、海外連携は必須となるでしょう。その上で「うまく開発していく為には」「次の案件につなげる為には」と考えていくと今から海外連携できるように準備しておいたほうが確実にプラスになります。如何にプロジェクトをこなしていくか考えた時に、自分が手を動かすというよりは自分がエンジニアをマネジメントする側でありたいと考えていますし、数年後彼らが成長してきた時に、どう連携し仕事できるかは今から共に考えていくべきことだと思っています。

 

 

なにか特別に配慮していることはありますか。

複数プロジェクトを回しているので特に気をかけてあげられていないのが現状ではあり、反省点でもあります。ただコードの品質は良いと感じており、本人のこだわりもあるようです。日本独特の働き方があると思うのでその部分は気にかけてあげた方が良いと感じます(メールや日本人なら当然と思っている作業など)。曖昧に注意してしまうと伝わらない時もありますのでフィードバックはなるべく行い、ダメなものはダメとしっかりとした態度で話しをしています。技術的にはもちろんですが、日本での働き方もしっかり身につけてもらえるようにしたいです。

 

どのような人材に成長し、どのような役割を担っていただきたいと考えていますか?

入社したての日本人にも当てはまることではありますが、今は与えられたものをやっている状態なので、それが周りのチームや会社全体のためを考えられる視点になれば日本企業全体で活躍できる人材になっていくと思います。彼らは外国人という部分で日本人より選択肢がより広がると思うので弊社で勤務したことが彼らのプラスになる指導ができるよう意識しています。 オフショアを使用していた頃の経験ですが、チームに外国人スタッフが関わることは周りの社員にも少なからず影響を与えていると思います。新卒や2年目の社員がベトナム人の方と関わる機会もあり、結果PM経験のある日本人も育つことになったので会社の財産になったと感じました。人の成長に繋がるきっかけが社内に生まれたと思います。

 

 

今後も外国人人材を活用していきたいと考えますか?

弊社は特に国籍にこだわりはないため、弊社にマッチする人であれば積極的に採用は続けていこうと考えています。ただ、中途の場合は受け身の方より自分から進んでコミュニケーションをとっていけるような方を歓迎しています。

 

採用したエンジニアについてどのように指導していますか?

Truongさんは、ベトナムから弊社に入社するために日本にやってきました。日本でチャレンジをしにくると聞いていたので、チャレンジできるようプロジェクトに入れてあげたいと考えていました。正直、会社が採用を決めていた状況でしたので、当初期待も不安も特にありませんでした。つたない日本語で仕事が始まったため、具体的にコードや文字を書いて伝えるようにしていました。トライアンドエラーを繰り返し他のベトナム人に通訳してもらったりなどして少しずつ良いことが判断できるようになったのではないでしょうか。物が作られてくれば実績も積み上がってくるので、フローが整理されてからは自走して作ることができるようになってきました。とはいえ、指示をしないとならない部分はまだあり、自分が持っているプロジェクトに対して品質テストをするなど自分から進んでの作業やフィードバック等はまだできていません。他のメンバーも同様、自分から気を利かして仕事を進めるのはまだ難しいと感じています。日本語は現在ルームシェアをするようになったらしく、それがあってか日本語レベルはかなり上達しました。逆に日本語ができ始めて大事なところが伝わらない問題点はあるので、伸ばす部分、ダメな部分はフィードバックするようにしています。

 

 

一番最初に外国人人材を使用した時お仕事切り離しはどこから行いましたか?

ベトナムとの繋がりはベトナムオフショアでベトナムメンバーを抱えたことがきっかけでした。それまでは自分で完成物を作っていくことしか知らなかったのですが、何かお願いせざるを得ない状況になり考えなければならない状況になったんです。自分が全てやってしまうと彼らが暇になり、自分の指示が悪いとメンバーが困ってしまう、やりながらどんどんメンバーに仕事を振るようにしたところうまく回るようになりました。上手く回った時には自分のレイヤーが一つ上がって仕事ができるようになったと感じることができました。 最初は彼らがどの様な事が出来るのか分からず、恐る恐る自分で設計してから追加機能をお願いするレベルの仕事をお願いしていましたが、今は作ることに関して実力を把握できているので、設計して0から任せてしまっています。Truongさんも最初は作ってから渡したのですが、彼から「私はこの方法の方が得意だ」と提案があったので0から作り直してもらいました。今後の成長に期待しています。

オンライン旅行事業・ITオフショア開発事業、訪日旅行事業、投資事業を柱に、アジアを繋ぐ架け橋となることを目指しております。