置いて行かれるな!DX潮流の社会

2021.01.05

置いて行かれるな!DX潮流の社会

 

  広がるDX化

近年、DX化(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく耳にするようになりました。経済産業省でも2018年に「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」が発表されており、DX化はトレンドとなっています。DX化とは、簡潔に言うと、データやデジタル技術を駆使して、ビジネスに関わる事柄に変革をもたらすことです。その例として、AIやIoT、5G、クラウドといったツールが挙げられます。ここでは、ビジネスシーンごとにどのようなDXがあるのか見ていきます。

 

銀行

 銀行のDX化といえば、ネットバンキングやキャッシュレス決済の促進、店舗業務のAI化などが代表的です。勘定系システムや営業支援システムなどを刷新することで、バックオフィス業務のDX化も推進されています。また、近年ではオープンバンキングという銀行の顧客データを提携企業が利用するモデルが着目されています。例えば、北國銀行はITシステムの重要性を強く認識する地方銀行の一つとして挙げられます。同行は、ITシステムのクラウド化をインターネットバンキングから始め、その後は基幹システムへ段階的に進めていく中期経営計画を打ち出しました。並行してサブシステムの統合・内製化も進め、システム償却、更改投資、運用・保守コストを削減し、システムコストの軸足を保守から戦略的開発にシフトする計画を建てています。また、すべての店頭取引をインターネットバンキングで完結可能にさせ、将来的には取引だけでなく相談もウェブで完結し、顧客の来店を不要にする体制を目指しています。

 

医療

 高齢化が進む日本では、医療分野のDX化は不可欠です。代表的なものといえば、オンライン診療ではないでしょうか。対面よりも診察の精度は劣りますが、コロナ禍においては、オンライン診療が最もトレンドなDX化と言えるでしょう。また、IoTなどで収集した、人々の健康状態や生活習慣のデータを活用する「予防医療」も注目されています。加えて、カルテの電子化、クラウド化の開発も進んでいます。当初は、カルテの検索が容易になることによる診療や医療事務の手間の削減、保管場所の節約といった利点が期待されていました。最近はクラウド技術を用いて、医療機関が共有して治療の参考にしたり、製薬会社や大学などの研究機関が創薬や新たな治療技術の開発に生かしたりといった新たな利用方法が検討されています。

 

自動車

 自動車のDX化は、皆さんのイメージがつきやすいのではないでしょうか。現在注目されている言葉は、CASEという言葉で、Connected、Autonomous、Shared&Services、Electricの頭文字を取った造語となります。ConnectedはIoT技術のことで、車の状態や周囲の道路の状況などをセンサーで感知する技術です。Autonomousは自動運転技術の発展を指します。Shared&ServicesはカーシェアやUberといったライドシェアサービスを意味します。ElectricはEV車の発展を指しています。日本のEV市場シェアはいまだに1%以下ですが、ヨーロッパでは遅くとも20年以内のガソリン車販売禁止が決定、アメリカでも先日カリフォルニア州でゼロ・エミッション以外のトラックが段階的に販売禁止となることが決まり、電気自動車シフトに向けて世界が動いています。 

アパレル

 アパレル業界はコロナ禍にて大打撃を受け、DX化が命運を分ける重要な要素だと言われています。1番に浮かぶのは、ZOZOの巨大ECサイトです。サイズをマルチに展開したり、ZOZOスーツを販売したりとDX化が進んでいます。コロナ禍において産まれた新たなDXは、企業が独自のECサイトを設立し、店舗では試着のみ行い、ECサイトで購入させるという斬新なものです。在庫管理コストや流通コストを削減できる新たなビジネスモデルがECサイトというDXのうちの1つによって構築されています。

 

  おわりに

ここでは、数あるビジネスシーンのDX化のほんの一部を挙げましたが、いかがだったでしょうか?DX化は多くの業界の中で大小の差はあれど、必ず起こり発展していく傾向にあります。業界での環境が変われば、雇用も変容していくでしょう。例えば、一般事務系の仕事やアパレルやスーパーなどの店舗スタッフ系の仕事、運転手などの運送・物流系の仕事はDX化により縮小していくでしょう。反対に、企画や営業など人間にしかできない雇用がなくなることはないでしょう。またDXを推進するために、IT系人材の雇用は重宝されていきます。システムの要件定義や開発、デザイン設計などDXには様々なIT系の人材が求められるからです。エボラブルアジアエージェントでは、SESとして、そのような様々なIT人材案件を紹介しております。ぜひ、ご自身に興味のある業界でDXを起こす人材となってください!

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