IoT – 2017年〜2018年のベトナムの成長は?

2018.10.22

 

   2017年はベトナムではIoT(Internet of things)が導入され、さらに国内の商品開発は目覚ましく成長していると話題になっています。数多くの製品やアプリケーションが公開されていますが、将来的にIoTが実際に世間で受け入れられるかどうかはまた、別の話です。

 


ベトナム情報科学技術業界では2017年度の流行キーワードの一つが「IoT」だと発表しました。

IoTは、技術セミナー、経済フォーラム、対話プログラムで絶えず言及されています。

  APEC 2017サミット(アジア太平洋地域における政府間経済協力サミット)で最も議論されているトピックの一つが、IoTは人間の労働に取って代わるものかどうか?ということです。

IoTは人間の労働をそのまま置き換えることはできませんが、ITの力で人間の力では困難な仕事をより容易に、また可能性を広げることに役立ちます。

その技術を適切に利用できるようにするには人間もより詳しい知識を身につけないといけないようです。

現在、ベトナムではIoTプラットフォームで光、温度、庭の設備やキッチン設備など全ての電子機器をスマートフォンと接続し、音声でコントロールできるシステムを住宅に取り入れています。

そう遠くない未来に細かな命令一つずつ処理できるようになり、家族別・個人のルーティンと合わせた指示も出来るようになると言われています。

部屋の物理センサーが自動的に温度、明るさ、空気の質を反応し、対応できるようになるとの事。

このような商品開発に注力している多くのベトナムローカル企業が存在し、すでにベトナムで有名な商品も作られ認知されてきました。

*Lumi(音声でコントロール可能な安価デバイス)やBKAV SmartHome(タブレットで家電を操作)など

上記2つの商品開発側の共通点は、スマートホームに関連する商品を集中して開発し、日々の生活をより合理化するためにお金を使っている裕福層をターゲットにしていることです。より便利で豊かな生活を送れるように開発・投資されています。

しかし一つベトナムで問題となっているのが、製品や対象物が裕福層向けな為、ローカルの潜在市場には触れられていないことです。

例えば、オフィス、建物、複合施設などの規模の大きなモデルにはホーム向け製品は上手く適用することができていません。そういったモデルは使用目的と利用習慣が家庭と全く異なっているからです。

現時点ではPente Technologiesによって開発されたスマート・モニタリング・コントロール・システム(SMCS)が、現在最も高度なIoTプラットフォームであると考えられています。

SMCSは、データセンター、オフィス、住宅などの小規模な環境から、高層ビル、複合施設、工場、工業地帯などの大規模かつ複雑な環境管理をサポートできる自動システムです。 SMCSを使用すると、ユーザーはシステム全体のルート・設備インフラ・建造物組織から周辺機器を支配することができ、よりシンプルで便利、そして安全な方法でデバイスとシステムを制御・操作できます。

 

現在SMCSシステムは、管理ソフトウェア、ハードウェアデバイス、モバイルアプリも商品化されています(iOSとAndroidで利用可能)。エネルギー安全保障と物理的安全管理の二つの主要な機能により、SMCSは、スマート・エネルギーシステム、スマート・データセンター、スマートハウス、オフィスに広く適用することができます。

今後はスマート・セキュリティとプライバシー、または高度農業技術にも使用できると期待されています。

Lumi、BKAV、Pente Technologiesなどを開発する企業は、革新的な製品の開発に注力しており、世界でも近代的なトレンドに追いつける機会も増えています。

しかし、ベトナム製であるということで、安全性、利用者情報セキュリティ、外部の変化や攻撃に対するシステムの安定性、外国企業との本質的な競争性といったところはまだ多少疑われているのが事実だと言えます。

 

 2018年は、IoT技術とそのアプリケーションの強力な開発年として引き続き期待されており、潜在的な見通しは非常に楽観的です。しかし、IoTの製品やソリューションは、ユーザーの受け入れや技術の実用さに大きく依存しているのが現状です。商品開発側は技術を用いて最高の経験ができる瞬間を生み出すため研究開発に取り組んでいますが、庶民や企業は、この技術を実用的に幅広く普及させるためには長い道のりになると考えているようです。

 


 

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