ベトナムの運転免許証から日本の免許証への切り替え方
日本で生活し就職している方はベトナムで取得した運転免許証を持っていれば、日本の免許証へ切り替えることができます。これは”外国免許の切り替え”あるいは”外免切替”と呼ばれます。
★免許を切り替えるためには以下の条件を満たすことが必要となります。
・運転免許証が有効であること
・運転免許証を取得した日から通算3か月発給国に滞在すること
※例えばAさんは2011年1月1日に運転免許証の発給を受け、2011年3月1日に日本に移動するとしたらその時点でAさんは通算2カ月ベトナムに滞在していますから、外免切替の手続きができません。しかし、Aさんがベトナムへ帰り、2カ月の夏休みを過ごした後日本に戻ると、ベトナム滞在時間は4カ月になるので、外免切替の手続きができるようになります。
★以上の条件を満たした上で、以下の5つのステップが必要です。
ステップ1:申請手続きのため在留地のJAF(Japan Automobile Federation, 日本自動車連盟,Nihon Jidousha Renmei)の支部に行く
(支部の場所はこのリンクを参考してくださいhttp://www.jaf.or.jp/profile/general/office/index.html)
※JAFの発行料は3000円です。
※在留地のJAFの支部や本部へ行けない場合は申請の為の書類を郵送で送ることもできます。書類は発行申請書および、運転免許証のコピー(両面フルカラー)、3000円の発行料、手数料を含む392円の返送料が必要となります。
ステップ2:運転免許証の切り替えの予約及び、持ってくる書類を確認しておくため、運転免許センターに連絡する
必要な書類:運転免許証、JAFの申請書、在留カード、パスポート、顔写真 1枚(縦3センチ、横2.4センチ)
ステップ3:運転免許センターに行き、書類を提出し案内の通りにします。その後、運転免許証は本物であるか、本人が運転を習ったかということなどを検査するために面接が行われます。面接では、習った時期や場所などを聞かれます。
※ オートマチックとマニュアルのどちらに切り替えたいのかを聞かれます。オートマチックの運転免許証の場合、マニュアルの運転はできません。
※ 面接に合格すれば学科試験を受けます。
学科試験は選択問題10問からなります。例えば、信号は黄色になると通過できるかなどの問題です。
学科試験の結果はすぐ知らされます。10問のうち8問以上正解で合格となります。結果の有効期限は6カ月で、6カ月以内に実技試験に合格できなかった場合は、学科試験を再受験することになります。
※ 学科試験に合格すると、実技試験を受けます。70点以上で合格となります。初めて実技試験を受ける場合、走る道路をよく知らない場合が多いため、不合格となるかもしれません。
ステップ4:自動車教習所に連絡し、申し込みます。
注意:道路に慣れるため、運転試験センターの教習所に申し込んだ方が良いです。
※技能教習1時間で、レンタカーと場所のレンタル費用を含みおよそ7000円になります(地域により異なる場合があります。)
※通常、2〜5回の技能教習の後、運転免許試験を受けるようになります。この場合、日本の運転免許証を取得するには合わせておよそ5万円(1000万ドン)かかります。
ステップ5:運転免許試験に合格すると、運転免許証の発給をすぐに受けます。交付手数料はおよそ2000円となります。
注意:必要な書類に問題が無いとステップ3の前にステップ4に移っても構いません。
ベトナムの交通ルールと日本の交通ルールでは違うこともあるので日本で車に乗る際は注意して運転しましょう。